【Alteryx】DCMと非アクティブユーザーのスケジュール実行について #alteryx
はじめに
こんにちは!アライアンス事業部の清水です。
今日は先日、Alteryx Inspire Tokyoのセッションで安原が登壇したDCMに関する内容をお伝えします。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
DCMを使ったWFの挙動で気になること
DCMとは?
AlteryxのData Connection Manager (DCM)は、ユーザーが自分の接続情報を管理する機能です。
① Alteryxサーバーから特定のユーザーを非アクティブにした場合
Alteryxサーバーから特定のユーザーを非アクティブにした場合、そのユーザーがDCMを使って設定したWFのスケジュールはどうなるのでしょうか?
スケジューリングWFの実行はDCMの設定に依存
スケジュールされたWFが実行されるかどうかは、ユーザー権限は関係がなく、DCMの設定に依存します。DCM情報はユーザーごとに管理され、ユーザー自身が明示的に削除しない限り利用可能です。
非アクティブ化されたユーザー
Alteryx Server上では、特定のユーザーを「削除」する機能は存在せず、「非アクティブ化」する機能が用意されています。この「非アクティブ化」は、そのユーザーのアクセス権限を無効にします。
一度テストユーザーを無効化
スケジュール設定した時刻以降に、再度ユーザー権限を付与してログインしてみると、このように実行されていました。
図にするとこうです。
② 非アクティブ化前に、他のユーザー(例えばユーザーB)に対してDCM情報・WF・スケジュールを共有していた場合
上記の仕組みと同じため、DCMの設定WFで生きていれば動作します。
そして、WFとスケジュールを共有しているので「ユーザーA」で非アクティブとなっても、ユーザーB側ではサーバーにログインしてWFのスケジュールの設定を変更したりも出来ます。
おわりに
DCMは図に書いてみないと、頭の中が整理しにくくイメージが付きにくいかと思いましたのでブログにしてみました。
ちなみにDesinerDesktopとサーバーのアカウントが違うのはなぜ?という質問もあるかと思ったので、こちらも図にしてみました。
DesignerからServerへ保存する際に、この図の場合Server上に同じように「ユーザーX」を作成していれば、そのまま保存も可能ですし、別のメールアドレスで「ユーザーA」や「ユーザーB」であっても保存は可能です。
保存先は必ずしもDesignerと同じユーザーでなくても可能となります。
どなたかのお役に立てば幸いです。